ストーリーマーケティング

あなたの「物語」がビジネスを動かします。

マーケティングは時代と共に変化してきました。商品を大量に生産し、価格を抑え、多くの広告を出して「お客さんに」買ってもらうというのが初期のマーケティングです。しかし現在では、物と情報の増加によって「お客さんが」買うものを選ぶ時代になっています。

買い手が主役
ネットの普及で情報は買い手が集める

では、お客さんは何を基準に買うものを選んでいるのでしょうか?価格やスペックがほぼ同じだとすれば、それはその商品や会社に対する「共感」です。裏を返すと「共感」を得ることができなければ、価格競争もスペック競争も無意味になってしまう時代なのです。

「靴職人のクラウドファンディング」という有名な話があります。二人の靴職人が自分のブランドを立ち上げるためにクラウドファンディングで資金を集めることにしました。一人目の職人は自分の作る靴の技術的難しさや精巧さをアピールし、二人目の職人は靴を作るようになったきっかけや靴が似合うシチュエーションなどを語りました。一人目は「技術」、二人目は「共感」をアピールしたのです。結果は「共感」を使った二人目の職人が70倍以上もの資金集めに成功しました。これが『ストーリーマーケティング』の力です。

「ちきりや工芸展」の物語

城下町松本に白壁の蔵が立ち並ぶ通りがあります。そこに佇む一軒の古いお店。近寄ってみると、店の窓際で美しい色彩のガラスの器が朝日で輝いていました。

カラフルなガラスのコップ

中に入るとそこは一面の工芸品で埋め尽くされています。小鹿田焼の茶碗、備前焼の湯呑み、波佐見焼きの白磁の人形、手吹きで作られ1つ1つ表情の違うガラス、店の奥には大きな天狗のお面まで。全国各地から集められたであろう工芸品の数々。

全国から集められた焼き物たち

季節は2月のよく晴れた朝。石油ストーブの上のやかんの蒸気音だけが店内に響く中、昭和11年生まれの店主丸山眞佐子さんが静かに話を始めてくれました。

父親の丸山太郎さんは太平洋戦争の始まる5年前に東京で「民芸の美」と出会ったそうです。民芸品とは日常で使う食器や道具のことで、その日常の景色の中に「美」が存在することに衝撃を受けたといいます。そこから太郎さんの「美」と出会う旅が始まりました。

全国各地を歩き回り集めてきた民芸品は汚れたままの物も多く、小さかった眞佐子さんは触るのも嫌だったと言います。でも次の日起きてみると、昨夜は触れるのも嫌だった物がきれいに磨かれ「美しいモノ」に変わっていたそうです。戦時中に幼少期を過ごした眞佐子さんは物のない時代でも確かに「美」は存在することを実体験したと語ります。

「ちきりや工芸店」はそんなお父様から受け継いだ日常に存在する「美」を扱うお店としてオープンしたそうです。眞佐子さんは昔の話をしているなかで確信したかのようにこう言いました。「美しいモノを美しいと思える心を持てることが大事なのね」

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弊社ではまずどのようなストーリーをお持ちなのかお話を伺い、そこから映像の台本を提案しています。物語は短すぎても長すぎても、そして軽すぎても重すぎても伝わりにくいという性質があります。3分から5分の映像の中に必要な物語をちりばめて、見ている人に「共感」を得てもらいます。「ストーリー」が「共感」を生み、その「共感」が買い手の購買行動へとつながっていきます。